間違いだらけの冷暖房1

全てはこのグラフから始まります。





憧れのマリリン・モンローとベットアウト!

 シャネルNo.5番をつけて、何も着ないで寝るモンロー。
 40年ほど前の話であるが、この言葉、妙に引っ掛かった。
 "そんなことが出来るのか?"  少なくとも、独り寝では風邪を引く。
 こんな余計な疑問も、厳寒のヨーロッパを旅行して直ぐ納得できた。
寒い地方の、ホテルの部屋はホントに暖かい。
 何でこんなに、いいねん。大阪、京都の庶民には考えられない。
建物は壁の厚さのみならず、ガラス窓は2重。 窓の開閉も障子のような引き戸でない。
押し当て、つまり、潜水艦のハッチ方式である。
廊下からのすきま風を探していると、廊下の窓の下に ヒーターがある。
部屋に入る前に既に暖められている。 
窓下のファンコイルは、真下から床面の冷気を吸う構造になっている。
暖房、つまり部屋全体を暖めるため、冷気、すきま風はシャットアウトされている。


 日本に”暖房の文化”はない。


      すきま風の文化が存在する。

日本の旧木造住宅、暖房は利かない。
住宅は、酸素一杯のフレッシュな外気を、隅々まで通すように建てられる。
貧乏人だけかと思えばそうでもない。天子さまのお部屋も思想は同じだ。
富豪と云われる商家も同じような構造である。暖を採ること(採暖)があっても、暖房はない。
お金持ちは、十二単が着れる。武家、庶民は我慢しなさい。武士道精神に反する。
寒さは訓練で耐えられる。こんな考えが、今日まで受け継がれてきた。
住宅は、どんどん進化している。しかし、日本人には、まだまだ”すきま文化”は離せない。
暖房しながら、大きく窓を開け、外気を取り入れる。
坂本龍馬の銅像のごとく、常に顔面に、風を受けていなければならない。
常に新鮮な空気を吸いなさい。この為、窓を開け放つ事に抵抗がない。
寒さに耐えられなければ火の傍に行き、暖(熱)を奪い合う。
ここで何が言いたいか?日本に暖房文化はない。
すきま風が大好きである。足下が少々寒く感じても、追い出したりはしない。
共存する方を選ぶ。 依って、垂直ファン”ニューヒーロー”如き チョロイ物は不要。

しかし、ここで引き下がる訳にはいかない。 憧れの人MMとの夢約束がある。


快適暖房への道

  すきま風の正体?
すきま風もれっきとした風である。 風は温度差が出来ることにより発生する。
太陽の出る前は、温度差による風は小さい。大地を暖めるに伴い風が起こる。

部屋の中ではいかがであろうか?
活動し出すと、温度差があらわれる。台所器具、テレビ、、窓に陽が射すと決定的である。
温度差は気流となり天井付近に滞留、床面は温度上昇し難い。
ここに隙間があれば、暖かい空気は外へ、その分外気が進入する。これスキマ風。

日本は夏向き住宅を選んだので、暖房は利かない。

すきま風を中心に、現状の日本住宅を考える。

夏向きを選択した日本住宅は、隙間だらけ。
暖房にならない。
部屋内で暖房しようとすればするほど、すきま風が発生する。
暖房機の熱風口は良いが、殆どは天井に滞留して、天井の隙間から外部へ抜ける。
外部へ抜けた分は、冷気として外部から侵入してくる。
侵入してきた冷気は、温度が低いので、床面に滞留する。
滞留しているだけだと、特に寒く感じない。底冷えは除く。
寒く感じるのは、特に冷気が流れるときである。
窓を開ければ解るように、ゾクとする。俗に言う体感である。
このゾクが、足下で連続に起こっているのが日本住宅の特徴である。
ゾク ゾクと来るとき、床面の空気(冷気)は流れています。
別項目でも述べていますが、ゾク ゾク 感じるときの床面空気は、すごい勢いで流れています。
この流れを止めない限り、暖房は無理です。
幸いにして今日、住宅は高気密、高断熱構造が推奨されています。
これにより、室内の温度を逃がさない。外の冷気を遮断することが出来る。
室内でコントロールした温度を、最低のエネルギーで保つことが出来るようになりました。。
一見、快適そうに聞こえます。 すきま風がないし、窓、壁からの冷気の流入が少ない。
ここで、難儀なことに、
人間は呼吸をしなければなりません。酸素が必要です。
炭酸ガス等排ガスを外へ排出しなければなりません。常に、換気しなければなりません。
公共施設、高級ホテル等、それなりの設備で、換気すると同時に温度を高めています。
一般住宅に普及されるまでには、少々時間が掛かります。どちらにしても換気口が、部屋に取付けられる。
すきま風が必要です。
住宅の方向
木造住宅にしても、内部は現在のマンション型で、高断熱、高気密化が進む。
部屋には窓があり、その反対側には部屋のドアがある。又エアコンが天井付近にある。
排ガスを出す石油ファンヒーターは既に無く、集塵、消臭、殺菌その他皆、エヤコンに内蔵される。
適当な換気口が、部屋の上部にあり解放すれば、常に空気を排気する。
ドア、窓に隙間がなければ、この換気口で吸排気する。 現実に戻れば、ドア付近が吸気口となる。
日本人の大好きなすきま風が、フレッシュ酸素を伴い、ドアからやって来る。
これを放って置くと、部屋の床に溜まる。床面は冷える。 冷え性の人は頭痛が激しくなる。
暖気があれば、益々排気され、その分冷気は床へやって来る。そして床面冷気は流れ出す
ゾク ゾク ときます。 エアコンの設定温度を上げようとする。

この辺から、
垂直ファン ”ニューヒーロー”の出番が来る。

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